〇胃潰瘍および十二指腸潰瘍に対する影響 ≫
〇リウマチ性および外傷性関節疾患に対する効果 ≫
〇抗ウイルス性、抗菌性 ≫
〇免疫活性(細胞免疫性の活性化)≫
〇湿疹治療への有効性
「湿疹の局所治療における炭水化物由来フルボ酸の有効性と
安全性を評価するための無作為な2つのグループにおける二重盲検比較試験」
結果として、論文中に
「フルボ酸は、抗炎症特性と優れた安全性を備えており、皮膚のpHを下げることはまた湿疹のかゆみを和らげます。」という記述があるのでフルボ酸の効果である「皮膚のpHバランスを整え、特定の悪玉菌の繁殖を防ぎ「臭い」「痒み」「炎症」を予防する」が実証されたと考えられます。
アメリカ合衆国、国立衛生研究所の論文書庫より。
※原文(英語)はこちら https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3173016/
〇ケガ・傷の治癒が早くなる
アメリカ合衆国、国立衛生研究所の論文書庫より。
※原文(英語)はこちら https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26406424
黄色ブドウ球菌に感染した傷にフルボ酸を使用しその有効性を確認する動物実験が行われました。
結果として、フルボ酸を使わなかったラットの傷よりも、フルボ酸を使ったラットの傷の方が早く治癒しました。
フルボ酸の効果である抗菌性、抗炎症性が実証されたと考えられます。
アメリカ合衆国、国立衛生研究所の論文書庫より。
※原文(英語)はこちら https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3173016/
〇抗酸化力でアルツハイマー予防
Fulvic acid inhibits aggregation and promotes disassembly of tau fibrils
associated with Alzheimer's disease.
「フルボ酸のアルツハイマー病に関連するタウ原繊維の分解促進と凝集阻害」
フルボ酸は認知症やアルツハイマー病などの病気から私たちを守る可能性を秘めている。
「認知」障害の発症は、脳細胞におけるフリーラジカル損傷(活性酸素)が原因と言われています。
フルボ酸は、細胞とその内部構造を有害な酸化やフリーラジカルによる分解から保護することが知られており、今回の実験結果でも強力な抗酸化剤としての役割が認められました。
Journal of Alzheimer’s Disease(アルツハイマー病の学術誌)に掲載された2011年の研究
※原文(英語)はこちら ※原文(英語)はこちら https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21785188
〇フルボ酸で口腔ケア
渡辺 久ら、日歯保存誌 60(3):135~144,2017 など
「マスティックおよびフルボ酸配合歯研磨剤の
歯周病症状に対する効果に関するランダム化比較対照試験」
マスティックおよびフルボ酸配合歯研磨剤が歯周病臨床症状改善に有効であることが示唆された。
〇デトックス効果
Eladia M. Peña-Méndez,*, Josef Havel, Jiří Patočka
「腐植物質 -まだ未知の構造の化合物:農業、産業、環境、生物医学への応用-」
Journal of Applied Biomedicine 3: 13-24 (2005) “Humic substances - compounds of still unknown structure: applicatons in agriculture, industry, environment and biomedicine.”
フルボ酸は、体内の細胞に必要な栄養素を届け、代わりに不要な物質を排出する力を持つと言われています。
腐植物質が重金属(カドミウムなど)とキレート錯体を形成し、生体からの重金属の除去に使用できます
〇アンチエイジング
「フルボ酸とアンチエイジング― 線維芽細胞,MMP へのフルボ酸の効果 ―」
フルボ酸は、線維芽細胞のバイアビリティ増加と MMP によるコラーゲン分解を抑制するという二つの観点からアンチエイジングに対して有用である可能性が示唆された。
木下 央子, 木下 正嘉, 高橋 亜紀代, 湯浅 慎介, 福田 恵一 西日本皮膚科 74(4), 427-431, 2012
Effect of Fulvic Acid on Ultraviolet Induced Skin Aging:The Effect of Fulvic Acid on Fibroblasts and Matrix Metalloproteinase
〇腐植物質の薬効に関する研究
・胃潰瘍および十二指腸潰瘍に対する影響(1)
・リウマチ性および外傷性関節疾患に対する効果(2)
・抗ウイルス性、抗菌性(3)-(6)
・免疫活性(細胞免疫性の活性化)(7)
(1)Brzozowski T., Dembinski A., Konturek S.: Influence of Tolpa Peat Preparation on gastroprotection and on gastric and duodenal ulcers.
Acta Pol. Pharm. 51:103-107, 1994.
(2)Mund-Hoym W.D.: The effect of salhumin baths on rheumatic and traumatic joint diseases. Med. Welt. 32: 1378-1381, 1981.
(3)Ansorg R. and Rochus W.: Studies on the antimicrobial effect of natural and synthetic humic acids. Arzeimittelforschung 28:2195-2198, 1978.
(4)Skliar T.V., A.V. Krysenko, V.G. Gavriliuk, A.I. Vinnikov: A comparison of the developmental characteristics of Neisseria gonorrhoeae and Staphylococcus aureus cultures on nutrient media of different compositions. Mikrobiol. Z. 60: 2530, 1998.
(5)Schneider J., R. Weis, C. Manner et al.: Inhibition of HIV-1 in cell culture by synthetic humate analogues derived from hydroquinone: mechanism of inhibition. Virology 218: 389-395, 1996.
(6)Van Rensburg C.E., J. Dekker, R. Weis, T.L. Smith, J. van Rensburg, J. Schneider: Investigation of the anti-HIV properties of oxihumate. Chemotherapy 48: 138-143, 2002.
(7)Joone G.K., J. Dekker, C.E. van Rensburg: Investigation of the immunostimulatory properties of oxihumate. Z. Naturforsch. 58: 263-267, 2003.
〇肌への研究
・ケガ、傷治癒 ・湿疹のかゆみ赤み ・抗炎症特性
・皮膚のphバランスを整え、特定の悪玉菌の繁殖を防ぎ、臭い、痒み、炎症を予防など
様々な研究がされています。
(論文参照 アメリカ合衆国、国立衛生研究所の論文書庫より。
※原文(英語)はこちら https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3173016/
※原文(英語)はこちら https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26406424)
からだの中でコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンを生み出す「線維芽細胞」を活性化
⇒肌のハリや潤いが期待される
フルボ酸は
・線維芽細胞を活性化し、アンチエイジングへの可能性をもっている
(繊維や細胞は加齢とともに細胞増殖能が衰え、細胞が減少すること、
線維芽細胞によるコラーゲンの合成も若い時に比べて60%以上低下することが
報告されている。)
出典:フルボ酸とアンチエイジング ー線維芽細胞,MMPへのフルボ酸の効果―(西日皮膚・74巻4号・2012)